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【他大学から入学を希望する皆様へ】
興味のある研究を選ぶ
私は群馬大学工学部を卒業した後、バイオ・医療工学を勉強したいという思いから、東京工業大学大学院に進学しました。群馬大学での研究も魅力的でしたが、医療や診断に使うナノテクノロジーに興味を持ち、研究室を変えることにしました。もちろん大学を変え、研究分野を変えることは難しく大変なことでした。しかし、大学院で経験し学ぶことは一生ものとなることは間違いありません。たとえ、卒後後に違う分野の仕事をしていても、自分自身が興味を持って学んだことは、あらゆる場面で力になると思います。「あの研究がしたい!」と思い、もしそれが在籍している大学とは別の大学であったとしても、興味のある研究をしている研究室に飛び込んでみてください。興味のある研究を突き詰めた結果、私は今も名古屋工業大学でナノテクノロジーの研究・教育を行っています。昔と比べて、今は様々な情報が大学のwebサイトに開示されています。まずは、皆様が面白いと思う研究室を探してみてください。
最先端の研究を学ぶ
私は大学院在籍中にロンドン王立研究所へ、また博士課程修了後にはスタンフォード大学へ研究留学し、磁石とナノテクノロジーを使った治療・診断の最先端の研究を行っている研究グループに参加しました。研究留学することを決めたのは、当時読んでいた理学書や論文で興味深い研究発表をしている先生たちに会って話をしてみたいと思ったからです。新聞や雑誌、専門書などを見てみると、様々な大学の先生たちがとても面白い話をしています。新聞や雑誌に掲載されているということは、世界が注目する研究をしているということです。今は、編入や留学は珍しいことではなくなりました。国内国外にこだわらず、最先端の研究をしている先生たちを見つけ、その先生たちの下に学びに行くことを、ぜひひとつの選択肢として考えてみてください。
本研究室は学内の強化支援研究室として選ばれているため、 博士後期課程にはリサーチアシスタント(RA)経費が重点配分されます。詳しくは研究室にお問い合わせください。
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Alexander Martin From Saarland Univ. in germany
Through communication and exchanging ideas, I was able to understand the people around me but also I was able to get new perspectives on my studies. I believe that communication is a great step into a more interconnected world, where people around the globe can experience different cultures and overcome their prejudice, fear and hate. Thank you Japan, for being so outstanding and amazing. You have taken me in as more than a student, which I don’t even deserve. Words cannot describe how I wish to express my profound gratitude today. Thank you for accepting me into your home. I appreciate every minute I spend in your hands. I hope that every country will be as welcoming as yours and that every student will have such a great experience. |
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As a material scientist, I experimented on lead-free piezoceramics, which would be a great alternative for toxic and environmental harming materials. I am certain that also other technological studies focus on energy and environmental problems. These issues are not only problems for each and every individual country, but rather something that is concerning to all humanity. Through my experience, I am now sure that by working together with people all over the globe, we will be able to overcome the greatest obstacles. |
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平成28年度 名古屋工業大学修士課程 卒業生
セラミックスを研究したいと考え、いくつかの大学を調べました。名工大は日本でも数少ないセラミックスの研究に力を注いでる大学でした。そのため、名工大の受験を決めました。その中で、柿本研究室を選んだ理由は①専門分野、②論文数、③先生の雰囲気の3点です。特に、②論文数は活発に研究を行っているかの指標になるため、ぜひ参考にしてみてください。 | |
学部時代は生物・化学系の学科でした。現在は、環境発電の研究をしているため、学部時代に学んだことはほとんど活かせていないです。もともと熱心に勉強するタイプではないので、問題ないです(笑)ただし、学部時の研究室で身に付けた、研究の進め方や装置の使い方など現在の研究でも大変役に立っています。 | |
柿本研究室の雰囲気は、「体育会系」です。やるときはしっかり研究し、縦横の繋がりを大切にしています。社会に出て必要になる基本的な能力は、学生のうちに身に付けることができます。また、花見やゼミ旅行などのイベントもあり楽しくメリハリのある日々を過ごせます |
私の場合は4月に柿本先生に研究室訪問したいと連絡しました。少しでも気になる研究室があれば、まずは連絡を取ることが大事だと感じました。訪問することで、わかることは沢山あります。私が柿本先生に言われて心に残っている言葉は「学部時代の研究をやり抜けない人は大学院でもうまくいかない」です。編入の選択を考えている場合でも、今の研究をしっかりやり抜いて他研究室に挑戦してください。 |
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令和2年度 名古屋工業大学修士課程卒業生
京都工芸繊維大学 応用化学系 出身
私は、京都工芸繊維大学で高分子を専門として4年間勉強しました。3回生の大学の講義で初めて圧電体に興味を持ちました。残念ながら京都工芸繊維大学には圧電体を扱う研究室がなかったため、4回生では有機半導体を研究していました。しかし、圧電体の研究をやりたかったため、研究室配属の時から他大学への進学を考えて他の研究室を調べ始めました。最初は専門分野を生かせる高分子の圧電体と考えていましたが、調べていくうちに今の専門とは違う分野に行くのも面白いのではないかと思い、この研究室に興味を持ちました。この研究室を選んだ一番の決め手は研究テーマですが、研究室訪問で分かった柿本教授の人柄や実験設備、留学する人が多いということも決め手となり受験することとしました。
研究室を変えるというのは人生において大きな決断で躊躇するかもしれません。大学を変えれば生活環境が変わりますし、分野を変えれば一からの勉強になり大変です。それでも大学院で自分のやりたい研究をすることができるのは魅力的なことだと思います。学部での研究室配属でやりたい研究の研究室があるとは限らないのでそれほど興味のない研究をしている人もいるかと思います。私もその一人で、研究室を変えたことで今は充実した生活を送っています。もしもやりたい研究が他分野であっても他にあるのであれば、研究室を変えるという選択肢を持ってみてください。 この研究室はコアタイムも長くなく、オンオフの切り替えを重要視しています。これは柿本教授の指導方針で、他にも自分が成長できる環境が整っていると思います。
私は、6月と比較的遅い時期に研究室訪問しました。一般入試であれば問題ありませんが、推薦入試を考えている場合はもう少し早い時期に研究室訪問をすることをお勧めします.
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